而邸 ⅩⅥ 暖かいのが一番
2015.01.24
大寒は過ぎたけど寒さはまだまだ。
でも、我が家(而邸)は東南向きで朝日がよく入って暖かい。
午前8時ころは太陽高度が低く、家の奥まで日の光が入ってくる。
以前、日当たりの悪いマンションに住んでたからか、
日の光のありがたさが身にしみてわかる。
寒い冬の朝でも、暖かな陽光に包まれた部屋にいると幸せな気分になる。
そのような体験をしているから、窓の取り方は以前よりさらに気になるようになった。
ところで、
家の向きや窓の位置をどうしたら、どのように日の光が室内に入るかをシュミレーションするいいソフトがあります。
グーグルでダウンロードできる無料ソフトSketchUp で、
建設場所をグーグルの地図から導き、建物をパソコン上で3Dで立ち上げ、
各日時時刻でどのように日が入るかを検討できる。
下の図はかつて建てた建物の9月の夕方の日光の当たり方を示したものです。
7,8月はもちろん暑いが、9月の夕方は太陽高度が真夏より低くなり、残暑がきつい。
その夕方の太陽の光を遮るために、どの位置にどのくらいの高さの木を植えたらいいかを検討したもの。
また逆に真冬には、できるだけ陽光を入れるにはどのような窓の取り方がいいかを検討することもでき、庇やブラインドの効果的な設置方法を、各季節の各時刻で検討することができる。
ある程度設計の経験を積んでくると、SketchUp を使わなくとも勘で大よそのことはつかめるが、
正確には分からないもの。
入力が手間だけど、結構使える。