和歌山から奈良へ Ⅳ
2008.11.18
奈良町の十輪院を見た後、皆で「奈良ホテル」でお茶。
玄関の壁をふと見上げると、上村松園の「花嫁」がかかっている。
そう言えば何年か前、お気に入りの学生達と一緒に卒業旅行でこのホテルに泊まったが、
この時もこの絵が掛っていた。
こんな絵がさり気なくかかっているのは、やはり老舗だと思う。
上村松園は宮尾登美子の「序の舞」のモデルになった人。
この本はずいぶん前に読んだが、ドロドロだけど面白い。
奈良ホテルの設計は明治の建築家、巨匠「辰野金吾」。
お茶の後、歩いて奈良国立博物館へ。
ちょうど正倉院展が開催中だった。
う~ん、やはり正倉院の宝物はすごい!
毎年、毎年決まって見に来る人がいるとか。
だから、そのころの奈良のホテルは満室になる。
京都もいいけど、奈良もいい。