他にアイデアは?

2006.01.06

正月は伊豆川奈へ温泉に浸かりに行きました。
大徳寺の聚光院伊東別院(吉村順三設計)で千住博さんの襖絵を見たり、MOA美術館の光琳屋敷(堀口捨己監修)を見たりといいものを見ました。光琳屋敷は何度見てもいいですね。

でも、伊豆の風景は悪くなる一方。特に熱海あたりはどうしようもない。熱海は正月なのに客足は遠退き、廃墟化している。あれでは客が来なくなるのは当たり前です。皆が自分さえよければと建物を作った結果でしょう。自分さえ良ければ、の結果皆が悪くなってしまった。

じゃ、どうすればいいか、「熱海復興計画」を車を運転しながらいろいろ考えてみました。

1、モロッコのカサブランカのように町中の建物を真っ白く塗ってしまう。逆に渋い黒でも良い。
2、車が入れない道を作り、浴衣姿で散歩できるようにする。
3、蛍光灯の光をやめる。(国道の走る海側から見ると、客室の下品な蛍光灯の光が部屋の貧相さを現している)
4、看板を派手に出せるところとそうでないところを分ける。(賑わいのあるところと静かなところに分ける)
5、温泉のお湯がをどこか街中で見えるようにする。熱海が温泉の街だと言う印象が景観的にないから。
6、若い人が来れるように、旅館のスタイル、営業方針を変える。東京から近いから利用の仕方はいくらでもある。
7、せっかく海が前にあるのに、宿泊することと海で遊ぶことがリンクしてないので、それをセットにした企画を作り、それを支える街づくりをおこなう。
8、最後にこれは泉流だが、町全体を低層にする。とにかく熱海は小汚い高層のホテル、旅館がひしめき合っているのがよくない。低層にすると旅館経営も身軽になり、町全体にほっとしたイメージが生まれる。

・・・・・・なんて余計なことを考えながら熱海を通過。他にもいいアイデアがないかなー?

あくる日に伊豆スカイラインでなかなか流行っている、いい蕎麦屋を発見しました。寄られた方もあるかもしれませんが、写真を出しておきます。この写真を見て熱海の人も勉強するといいんだけど。
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