トップページ > ブログ > ルーマニア・ブルガリア Ⅳ やわらかな屋根 ルーマニア・ブルガリア Ⅳ やわらかな屋根 2008.06.20 マラムレシュの木造教会が美しいのは、 建物の外観、内部もほとんどそうだけど全部一種類の素材、木でできていること。 壁も、屋根も、欄干もぜーんぶ木。 窓枠も、外壁材も木、骨組もすべて木材。 屋根は膨大な量の「へぎいた」、日本で言う杮(こけら)ぶき。 ただ日本の杮ぶきと違うのは幅が狭いことや、先端にシンプルな装飾があること。 もう一つ大きな違いは、屋根全体が丸みを帯びる造形にしていること。 丸みを帯びることで「かたまり」になる。 ところでお墓も同じつくり。 やはり同一素材で作るのは素朴で、優しく、力強い。 « 泰山木の花 草加せんべいの庭 »