2015年05月の
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新人募集

2015.05.19

泉事務所では入所希望者を募集します。
希望者は取りあえず履歴書などをお送りください。

28年前のネパール

2015.05.16

ネパールで地震があったけど、このネパールに30年近く前、行ったことがある。
首都カトマンズに夜遅く着いたが、カトマンズ空港は天井の低い木造の納屋、いや牛小屋いった方がいいくらいのもので、裸電球が所々についていて、薄暗かった。
着いたカトマンズの街は暗く、ところどころしか明かりがなくよくわからない。
それでも目を凝らしてみると、3~4階建ての建物がぎっしりと密集している。
さらに人影がうごめいているのもわかる。
それは中世の街に紛れ込んだかのような錯覚を覚えた。

次の日にカトマンズからポカラという西の街へ飛行機で飛んだが、
小さな6人乗りくらいのプロペラ飛行機で、途中操縦室に乗務員が案内してくれた。
操縦室は窓が大きく、何とヒマラヤ山脈が横にそびえたつ、一大パロラマを堪能できる大サービスだった。
それを見ただけでもネパールに来たかいがあったというもの。
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乗務員が説明するに、この山、マナスルだとのこと。
マナスルは日本人が初登頂したから、僕らにはなじみ深い。
お~~っ、と大感激。

そんな興奮状態の中、飛行機はポカラ空港へ。
外を見たらこれから降りようとする飛行場は何と草っ原。
ひやひやしたが、何のことはなくスムースに着陸。
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ポカラで2泊した後、錆だらけの今にも壊れそうな四駆で再びカトマンズへ。
道はガタガタ、胃がひっくり返るくらいに揺れる。
左は断崖絶壁の川。
途中グルカという町に寄った。
このグルカは傭兵(海外で兵隊として雇われ稼ぐ人)の村で有名だが、ネパールの王朝の故郷でもある。
このグルカ宮殿を見たいと、ひとり革靴で汗だくだくになりながら登り、峠まで来たら、
何と、飛行機から見たマナスルが目の前に突然現れた。
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ネパールの地震の震源は、この写真を撮ったグルカと、目の前のマナスルのちょうど間あたりだったようだ。

展覧会のお知らせ

2015.05.07

お世話になった先輩の遺作展です。
今週の土曜、9日までですが、
もしも銀座方面に行かれる機会がありましたら是非、是非。
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置かれた場所で咲きなさい、と言うけど

2015.05.03

道を歩いていたら、思わぬところに花が一輪、ポツンと咲いている。
道路の縁石と、アスファルト舗装の歩道の間のほんのわずかな隙間にポピーが根を張っている。
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種がたまたまこの隙間に落ちたのだろうか?
救ってあげたいような、なんとも際どい生命維持の環境。

身動きできないのは植物の宿命だが、
可憐な花をつけているのがいじらしい。

三春の瀧桜

2015.05.02

桜前線はどんどん北に行き、
東京じゃもう花見なんてもうずいぶん昔ような気分になっていた頃、
福島県、郡山の方から「仕事を頼みたいんだけど、桜見にお出でよ」との誘いがあった。
仕事の話が終わり、夜は懇親会。
花見は冗談だと思っていたが、本当に翌日、花見のお誘いを受けた。
まだこちらは桜が咲いてたんだ。

郡山の近くに「桜と梅と桃の花が同時に咲くから三春」という地名がある。
三春には有名な「三春の瀧桜」があり連れて行ってもらった。

もう三春の滝桜も見納めの頃になっていたが、マイカーが渋滞。
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車を途中で乗り捨て、歩いて瀧桜まで。

目の前に現れた瀧桜は、成る程凄い。
観光客の数も凄い。
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遠くから見た瀧桜は女性的なしおらしさを見せていたが、
間近で見る幹は、不気味な迫力がある。
あえて例えるならば、
文化勲章を受章した老いてますます盛んな日本画家?といったところか。
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荒々しい幹に優しい花の対比が想像を刺激する。

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