2007年07月の
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拙作・泰山館を・・・

2007.07.31

を見学したいとのことで、院生グループを案内した。
自分で言うのもなんだが、この集合住宅は完成後、時を経るごとに良くなってきている。
設計者として本当にうれしい。
樹木は大きく育ち、ますます自然と一体化してきている。
自然の力は大きい。
人間の小さな頭で考えるだけでは限界がある。
自然とともに育くむことは、とっても大切なことだ。
しかしそんなことはまれ。
そんな意味で泰山館をいろんな人に見てもらいたい。
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この庭を大切に育ててくれたオーナーの小杉さんと院生の一人。
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敷地内に植えてある葡萄。
もう少しで食べられるようになる。
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総武線から見る風景・・・

2007.07.28

って、結構いい。

快速の中央線より、総武線が好き。
中央線は疲れるが、まだ総武線はのんびり。
それに御茶ノ水―新宿間は中央線、総武線とも同じようなところを走っているにもかかわらず、
見える緑の量が違う。

その中でも一番好きなのが、
四谷から市谷に向かう時の左側に見える松林。
ほんの瞬間だが、
東京にも電車からこんな風景が見えるのかと喜んでしまう。
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それにしてもこのくらいの風景で喜んでしまう僕らはなんと悲しいこと。
少なくともこんな風景が御茶ノ水―新宿間ぐらい続いていたら・・・。

明後日は参院選。
「美しい日本」本気で、本当にやってくれないかなー。
そうしたら1票入れてもいいのだが、
そうならないだろうなー。
そう思ってしまう自分が悲しい。

去年の雪辱、・・・Ⅳ

2007.07.27

いやー、負けちゃった。
でも面白い試合だったし、日本の課題がはっきりした試合だった。
しかも、オジャマ虫さんの書き込みのように、
Wカップを考えると負けて、それはそれで良かったのではないか。
予選突破はそう甘くないと、これからの精進がヒートアップするに違いない。
オーストラリアなどは本番はWカップ、なんて捨て台詞を言って帰って行った。

サウジとの一戦も例の如くプロジェクターで皆と観戦。
終わったのは0時頃。
そのあとはwith BEERで3時過ぎまで反省会。
東郷平八郎が日本海海戦で使ったT字戦法が日本代表に使えないかなんて、
かなり酔ってバカなことを言ったりしていた。

こんなこと書くと仕事をしてないように思えるかもしれませんが、
仕事抜きで皆とワイワイやれる、
たまにしかない、息抜きの楽しい一瞬です。

それにしても、決勝は凄いことになってしまった。
あの湾岸戦争をやったイラク対サウジだ。
しかも3位決定戦が日本対韓国。
何もなければいいが。

去年の雪辱、・・・・Ⅲ

2007.07.24

日本―カタール戦で分けた時に、オシムの怒りが爆発。
半分本気、半分シュミレーションだったに違いない。
そのあとの試合では選手の動きががらりと変わった。
また、オーストラリア戦の前にPKの練習をさせていた。
PKまでもつれ込むことも予想されたが、
オシムの本当の本当の狙いは、
日本代表にタフな試合を覚悟で臨ませることにあった。

オシムは、
「過去、現在、未来」を、いつも通して見ているようだ。
しかもその時間軸は短期、中期、長期と、さまざまに絡み合っている。

なるほど、できる人とはそういうものなんだ。

去年の雪辱、・・・・Ⅱ

2007.07.22

昨年のドイツでみた日本―オーストラリア戦、
体力的にオーストラリアが日本を圧倒していた。
オーストラリア選手は日本に比べ、
身長も高く、がっしりしていた。
日本選手は跳ね飛ばされ、小突かれたり、
子供扱いだった。
体格的に劣る同じ日本人として、本当に悔しかった。

だから今回、又あのオーストラリアと当たることになり、
オシムになったとは言え、かなり難しい試合だと思っていた。
しかし結果は勝ち。
よくやってくれたと思う。
日本があのような頑強で屈強な相手に勝つには、
今オシムがとっている可変性のある連携を中心にした組織力、
いわゆるオシムの言う「日本化」しかないだろう。
それが試される、そんな意味合いを持った試合だった。

ところで昨日TVを見ていて、気づいたことは、
TVでは、オーストラリア選手のあの頑強な体格が見えにくいこと。
ナマでみると体が物体として、エネルギーとして感じられる。
しかしTVではそれらが捨象され、薄っぺらになってしまう。
現実とは大違い。
やはりTVはバーチャルなのだ。
実際に目の前で見るオーストラリア選手と、
TVで見る彼らの「見え方の違い」が、
大いに勉強になった。

実は、建築もバーチャル化してきている。
設計のプロセスが、近代建築とともに、
さらにパソコンの導入とともに、バーチャル化している。
実現した建物は、バーチャルの物質化、
あるいは間接物質、と言えばいいのか。

オーストラリアに勝ったうえに、
いろいろと考えさせられた、グーな試合でした。

去年の雪辱、・・・・

2007.07.21

オーストラリアに勝った。
昨年ドイツで見た試合が、日本―オーストラリア戦。
惨めな敗戦だった。
今日は例の如くプロジェクターで映した大画面で、
事務所のみんなとビールを飲みながらの観戦。
と言っても、明日は一級建築士の試験があるので、受験者はかわいそうに先に帰ったが。

ところでオシムのもと、確実に日本は成長している。
アジアカップ、もうしばらく楽しめそうです。

ワンセグ・・・

2007.07.12

ラジオにも地デジがあるんですね。
雑誌「PEN」をパラパラと見ていたら、
地デジでクラシック音楽ばかり流している局があるらしい。
それを聞くには、パソコンのUSBにそれ用のアンテナを取り付けるそうだ。
早速また楽天で買い求め、聞いてみた。
外付けのスピーカーからだと、もちろんチャンとした音になるが、
パソコン本体のスピーカーから小さい音で、
分かるか分からない音量で微かに聞こえてくるのがいい。
特に原稿を書くときには最適。
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こんなことはあまり白状したくないのだが、
原稿の案を練るのは、
自転車に乗っているとき。
車では運転に気を取られるし、
電車ではゆったりした気分になり過ぎる。
自転車だと適度の運動をしながら、
目の前の風景も程よい変化がある。
その刺激がいろんなアイデアをもたらしてくれる。
建築のプランニングは手を動かしながら…、
飲みながらも思索を広げてくれる。
ただし飲む相手次第だが…。
何かをやるのに最もいい環境を意識的に選択する、
わけだ。

文豪が書斎で頬に手を当て、静かに原稿用紙に向かっている写真がよくあるが、
僕にはそんな風にしてはなかなか書けない。
多少の刺激が必要だ。
と言って、話しかけられては無理。

そんなわけで地デジのOTTAVAというクラシック専門局が、
パソコンに向かいながらの原稿書きに最高だということを発見した。

最近桐箱入りが・・・

2007.07.09

多くなったと思いませんか?

以前は桐ダンスというと高級品。
また骨董など大切なものを入れたりした。
「箱入り娘」の箱も多分桐箱だったのではないでしょうか?
ところで最近、桐箱入りの商品がすごく増えたようだ。
先日デパートで買った和菓子も桐箱入りだった。
桐箱に入っていて、とっても美味しそうに見え、
ついつい買ってしまった。
(ちなみに僕は結構甘党でもある。)

ところで、今日事務所に家具や楽器用の高級な木を扱う材木屋さんが来た。
彼の話だと、
なんでも世界で一番安くなった木が桐だとか。
何で安くなったかというと、
桐ダンスなどに使う需要がほとんどなくなってしまったかららしい。
なるほど。

だから床材として桐が使われることもある。
桐が足蹴にされるまでになったわけだ。
でも床にペタッと座ると気持ちがいい。
畳と板のあいだ位の感触。

何で桐の話になったかというと昨日、
古酒(くうす)を頂いたが、それがやはりこの桐箱入りだった。
古酒とは泡盛のビンテージもの。
17年ものだった。シメシメ!ありがたい。
包装を開けたとたん、オッツ、桐箱入りお酒!
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ますます高級に、
人にはそうそう簡単には飲ませたくないお酒見える。
現在、僕の後ろの本棚に飾ってある。

ついでに、材木屋さんの話で最も高価な木は、
インドで採れる紅木(こうぼく)だそうで、三味線の柄に使う木だそうだ。
いいものになると三味線の柄一本で何百万らしい。
知らなかった。

Apartmennt遙(よう)

2007.07.06

というアパートを二年前、花小金井に作りました。
貸し室が4部屋、それにオーナー住戸の小さなアパートです。
キミョウキテレツなデザイナーズマンションが流行っていますが、
このアパートは普通のアパートです。
「自然で普通、でも何かいいよね!」と思えるようなアパートを作りたいと思いました。
ただし、植物は一杯。
立派に育った生垣の間を通って各部屋に至ります。
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看板はいつも書いてもらっている望月通陽さんによるものです。
いい字体が木の間に密やかに微笑んでいます。
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別段、派手なデザインをする必要はない。
木々がいい環境を育ててくれます。

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