青森ヒバで作った教材

2011.10.27

本を読んだり、聞いたりするより実際に体験することで何倍もの実感が得られる。

女性だけのクラス(宮脇壇さんが創設したクラス)で、
彼女らに伝統工法の木組みのことを知ってもらいたく、
昔から付き合っている大工の嶋崎(株式会社 住み家)さんに教材となる材料を作ってもらった。
嶋崎さんとは30年以上の付き合い。
腕のいい大工に何人も会って来たが、その中でも3本の指に入る尊敬する人。
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彼女たちは民家園などで民家の見学をしたことがあるようだが、
ただ格好を見て来ただけで、
大工技術の難しさ、凄さなどは本当に感じ取ることはできなかったに違いない。

伝統工法は組み方の順序があり,間違えると組み上げられない。
彼女たちが組み上げている間,僕は黙って見ていて何も教えてあげなかったから、
試行錯誤、頭をひねりひねり1時間かけてやっと組み上げることができた。
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出来上がってVサイン。

加工技術の精度を出す技術、伝統工法の強度を出す仕組み、施工手順を考える能力など、
ちょっとした体験を通してだったけど、
感じてくれたかな?
少しでも感じてくれたら万、万歳( ^ω^ )