日本一の大仏に願掛け Ⅱ 平安神宮

2018.01.14

奈良大仏様に願掛けの後、京都へ。
やはり正月らしく平安神宮や下賀茂神社へ。
平安神宮は中学の修学旅行以来。
建築をやるものからしたら何となく平安神宮なんて、と思っていたが、結構なものだった。
よく知られる赤い建物は平安宮大極殿を模して建造されたもので、伊東忠太の設計。
正面からは何となく重心の足りなさを感じるが、それは僕だけだろうか。
神宮の裏庭は植治こと、小川治兵衛によるもので、流石!
小川治兵衛は一昨年NHK、BSで何回かに分けて放映されて南禅寺別荘群の造園家として一般の人にも知られるようになった。
近代造園の生みの親と言われるが、南禅寺別荘群の池の水は琵琶湖疎水を利用したもので、この平安神宮の池もそうだ。
ただ、南禅寺別荘群は個人所有のものがほとんどで見ることはできない。
見ることのできるものは山形有朋が所有していた無鄰菴と、別荘ではないが、この平安神宮の庭くらいで、誰でもOK。

この池にかかる泰平閣と名付けされた屋根の付いた橋が素晴らしい。

御所より移築したものらしいが、本当に美しい。
真ん中の屋根の上には鳳凰の飾りがあり、優美さがある。

橋の屋根の小屋組みも美しい。

小川治兵衛のことはこの本に詳しい。
面白い。