先週の土日は・・・

2006.07.03

和歌山の材木屋、山長商店へ行ってきた。
山長は有名な材木屋で広大な山林、山手線の内側ぐらいの広さの山林を持ち、材木の生産、製材から販売までを一貫してやっている。
現在日本の山林の多くは荒れているが、山長の山は珍しく手入れが行き届いている。
山長は江戸時代からの家系で、現在の息子で11代目。どういうわけか哲学科出身でドイツ哲学を修めたとのこと。専門はカント。
カントに材木、面白いが何の関係もなさそうな組み合わせで、カントを材木に生かして欲しいなんて、変な期待はしないが、どんな職業にしろ知性は必要。将来が楽しみだ。

で、何故わざわざ和歌山の材木屋まで行ったかと言えば、現在工事が始まったばかりの川口市のY邸の材木を検分する為だ。
杉の梁が何本も天井に飛んでいて、この杉の梁が重要な見せ場だ。
最初の写真はその梁の一部で、樹齢80年ぐらいの、節がほとんどないスパッとしたもの。
次の写真は木の裏側を見るためにフォークリフトで上げてもらったところ。
今年の暮れには完成します。
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